女性がキックボクシングを始めるなら、「女性向け」という表示だけで選ばず、自分の目的と通う時間帯に合うかを確認しましょう。運動習慣をつくりたい人、技術を習いたい人、気分転換として通いたい人では、選ぶクラスが変わります。
女性専用ジムにも、男女共用のジムにも、それぞれ利用しやすい条件があります。この記事では、女性が体験前に確認したい指導体制や設備、服装、契約のポイントを紹介します。
女性専用と男女共用のどちらを選ぶか
女性専用の施設は、男性と同じ空間での練習に抵抗がある人にとって候補になります。ただし、施設全体が女性専用なのか、一部の時間帯だけ女性クラスなのかは区別が必要です。女性専用クラスの前後に更衣室や受付をどう使うかも確認してください。
男女共用のジムでは、クラスの種類や時間帯が自分に合っているかを見ます。女性会員がいるという情報だけで判断せず、実際に通う予定の時間に体験すると、雰囲気を確認しやすくなります。
女性トレーナーに教わりたい場合は、在籍の有無だけでなく、担当日時や指名できるかまで聞きましょう。「女性トレーナー在籍」でも、自分が通える時間に担当しているとは限りません。
フィットネスと競技練習の違い
フィットネス中心のクラスでは、パンチやキックの動きを使って体を動かすことが主な目的です。一方、競技を学ぶクラスでは、守り方や対人での攻防などを扱う場合があります。ジムの名前より、参加するレッスンの内容を確認してください。
人に打たれたくない場合は、予約時に「ミットやサンドバッグの練習だけを希望しています」と伝えましょう。女性クラスであっても対人練習を行うことはあり、女性向けという言葉だけでは接触の有無は分かりません。
また、音楽に合わせて一斉に動く形式と、一人ずつフォームを教わる形式では、取り組みやすさが違います。動きをじっくり覚えたいのか、一定時間集中して体を動かしたいのかを考えて選びましょう。
体験で確認したい設備と雰囲気
更衣室は、扉や仕切り、荷物の保管方法まで確認します。シャワーを利用したい人は、設置の有無だけでなく、利用時間、混雑、タオルやアメニティの扱いも聞いておくとよいでしょう。
仕事帰りに通うなら、練習後に着替えて帰るまでを含めて時間を見積もります。最終クラスが終わる時間と施設の閉館時間が近い場合、シャワーや着替えに余裕があるかが気になるポイントです。
指導者が要望を聞いてくれるかも重要です。身体に触れて姿勢を直す指導が苦手なら、そのことを伝えられる雰囲気かを見てください。撮影やSNS掲載についても、希望しない場合の対応を確認しておくと安心です。
服装は動きやすさを優先する
特別なウェアをそろえなくても、まずは手持ちの運動着で対応できるかを確認しましょう。腕を上げたり、脚を曲げたりして、服が引っ掛からないか、ずり落ちないかを試してください。
ショートパンツに抵抗がある場合は、動きを妨げないロングパンツやレギンスを選択肢にできます。下着も運動時の着用感を優先し、必要に応じてスポーツ用を検討しましょう。露出の多い服を着る必要はありません。
長い髪はまとめ、指輪やピアス、腕時計などはジムのルールに従って外します。爪が長い場合はグローブ内での当たりや相手への接触が問題になることがあるため、参加前に相談してください。
体調に合わせて参加を判断する
体調がすぐれない日に、会費がもったいないという理由で無理に参加するのは避けましょう。月経中も一律に参加できないわけではありませんが、痛みやだるさなどの状態を優先し、必要なら休むか運動量を相談してください。
妊娠中、産後、持病や治療中のけががある場合は、一般向けの記事だけで参加の可否を決めず、医療者と施設に相談します。接触のないクラスでも、本人に適した運動とは限りません。
契約前に確認しておきたいこと
体験の印象がよくても、料金と利用条件は別に確認しましょう。女性料金が設定されている場合も、参加できるクラスや時間帯に制限がないかを聞いてください。
- 利用できる曜日と時間帯
- 月の回数制限と予約方法
- グローブやタオルのレンタル料金
- 休会の条件と手数料
- 退会申請の締切と手続き方法
- キャンペーンを利用した場合の継続条件
女性専用という条件を最優先にすると、通いにくい場所を選んでしまうこともあります。仕事や家事との兼ね合いも含めて、無理なく通えるかを考えましょう。
よくある質問
女性一人でも参加できますか
一人で参加したいことを予約時に伝え、初回に誰が案内するか確認しましょう。体験後は、自分から質問しやすかったか、クラスに入りやすかったかを振り返ってください。
キックボクシングで必ず痩せますか
運動しただけで必ず体重が減るとはいえません。食事や日常の活動量も関わるため、短期間の減量を保証する説明には注意しましょう。まずは続けられる運動として自分に合うかを確認することが大切です。
自分が安心して通える条件を見つけよう
女性のキックボクシングジム選びでは、女性向けという言葉を、具体的な条件に置き換えて確認することが役立ちます。指導者、練習内容、更衣室、帰宅時間など、自分にとって外せない条件を先に決め、体験で確かめてから入会しましょう。